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2009年度 第87回 関西学生サッカーリーグ

 09.12.04 <2009年度 第87回 関西学生サッカーリーグ 後期・第11節 Result

  優勝は関西学院大学!
  11年ぶり28回目の優勝。優勝回数は関西最多!!
  
                                           photo フリーライター 久住 真穂
  
                                           photo フリーライター 久住 真穂

■11月28日(土)@山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場 11:30 kick off
 大産大 0(0−0)0 大教大


 1年間の総決算となる最終節。既に入替戦を決めた大教大と対する大産大は、引き分け以上で入替戦、負ければ2部降格の可能性もあるだけに、勝ち点差3で第2試合を控える大体大にとっても命運を分ける一戦となった。
 序盤から大産大が押し気味で前線から下がり気味の主将・FWH西之宮慎司にボールを集めるも、ゴール前でシュートまで持っていくことが出来ない。大教大はケガなど主力選手の離脱が相次ぎ苦戦。しかし、DFB大庭慧之をCBへコンバートし、DFD大久保悟との急造コンビで、得点力の高い大産大攻撃陣をマーク。常に2人がかりで相手につき、徹底した守備戦術で封じ込めた。大産大もGK21福岡弘隆が積極的に前へ飛び出し、大教大のスピードある2トップを抑制。試合を通して、堅い守備が功を奏する一方、両者ともに攻撃が振るわず、スコアレスで試合終了。「最悪、引き分けということもあって、互いに少し消極的になってしまった」(大教大・入口豊監督)というだけに守りの意識が高く、攻撃面ではリスクをおかしてチャンスメイクする場面は少なかった。だが、この引き分けという結果で1部残留へ道を切り開いた2チーム。入替戦では是非とも今年の経験を糧に、2部からの刺客へ挑んでほしい。
                                      (文:フリーライター 久住 真穂)


■11月28日(土)@山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場 14:00 kick off
 大体大 5(2−0)1 京産大


≪得点(アシスト)≫
 大体大 10分 8 村田 和哉(10 川西 翔太)
      35分 17 梶本 秀樹
      61分 オウンゴール
      87分 11 山本 翔一(8 村田 和哉)
      89分 8 村田 和哉(5 藤春 廣輝・27 濱上 孝次)

 京産大 65分 6 市川 恭平

 前節、2部降格が決まった京産大。そして同じく、第1試合の結果により2部降格が決まった大体大。試合直前の降格決定に、涙を滲ませ臨んだ大体大イレブン。京産大はスターティングメンバーを3回生以下にし、「来期を想定した戦い」(MFI小笠原侑生)の布陣で挑んだ。
 前半10分、中央でパスを受けたFWI川西翔太がゴール前まで持ち込むと、絶好調のFWG村田和哉が放ったミドルシュートで先制弾。このゴールを皮切りに35分には、MFP梶本秀樹がこぼれ球を押し込み、後半にはオウンゴールで残り30分で3点差。だが、京産大にもチャンスは巡ってきた。後半、守備陣も果敢に攻撃参加し、相手陣内でもボールキープ。そして65分には、縦に切り裂くドリブルで好調をアピールしていたMF41安藤俊輔がPKを奪うと、ゲームキャプテンDFE市川恭平が決め、意地の1点を返した。しかし点差は乗り越えられず、さらに2点を挙げられ最後は5−1。大体大の圧勝で長い1年の戦いが終わった。
 これまでとは一味違う京産大サッカーの片鱗を見せた京産大。大体大はリーグ終盤、調子を取り戻していただけに悔やまれる結果となった。2部降格という現実がありながらも両チームとも応援を切らさず、ともに最後まで諦めず戦い抜いた選手たち。また1年後、この舞台へ復帰することを願っている。
                                      (文:フリーライター 久住 真穂)


■11月29日(日)@大阪長居第2陸上競技場 11:00 kick off
 大院大 3(1−2)2 びわこ大


≪得点(アシスト)≫
 大院大 16分 14 平岡 大毅(9 岡村 和哉)
      70分 53 四ヶ浦 寛康
      76分 14 平岡 大毅(9 岡村 和哉)

 びわこ大 37分 7 小池 遼(9 瀬古 朋広)
        40分 13 平野 甲斐(5 内野 貴志)

 ともに1部残留も確定し、インカレも圏外。大院大は5位同大を、びわこ大は7位桃山大をそれぞれ抜いて最終順位を上げることが目標となる。開始直後からリズムよく攻める大院大が16分、FWH岡村和哉のラストパスをMFM平岡大毅が決めて先制。シュート0本のびわこ大だったが、37分MFH瀬古朋広のFKをMFF小池遼がヘッドで角度を変えて同点とすると、畳みかけるように3分後、エースL平野甲斐が胸トラップから豪快に決め2本のシュートで効率よく逆転。
 後半もテンポよくパスが回る大院大が多くのチャンスを作るが、決め切れないまま時間は経過する。しかし69分、ロングフィードを巧みにFW53四ケ浦寛康が落とし、岡村が突破を図り倒されPK。これを四ケ浦が冷静に決め同点。さらに76分にも岡村がシュートと見せて横パス。またも平岡大が押し込んで、3−2と再度リードを奪う。必死に1点を追うびわこ大は瀬古のFK、交代したE貝崎佳祐のシュート、N浅津知大がGKと1対1と、チャンスを逃し続け万事休す。
 順位云々よりも、大学最後の公式戦を勝利で終え、4回生を笑顔で送り出そうというモチベーションが激しい攻め合いを生んだ。学生らしい清々しい一戦だった。
                                      (文:サッカーライター 貞永 晃二)


■11月29日(日)@大阪長居第2陸上競技場 13:30 kick off
 関西大 1(0−0)1 阪南大


≪得点(アシスト)≫
 関西大 74分 11 中村 祐哉(21 田中 裕人)

 阪南大 46分 13 細野 元伸(4 片山 直哉)

 先に終わった関学大3−1立命大という結果から、暫定順位は首位関学大(勝ち点43)、2位立命大(42)。これで、関西大(41)は勝てば優勝、引き分けで2位、敗れると4位に、一方阪南大(39)がインカレ出場権を得るためには勝利あるのみとなった。前半、ポゼッションで上回ったのは関西大。しかし、普段のように丁寧なパスワークよりは、リスク回避からかロングボールが多い。対する阪南大も中盤からのビルドアップに苦労し、相手を崩すに至らず、ともに硬さが目立つ展開。しかし後半開始すぐ、阪南大はMFF井上翔太が惜しいチャンスを逸した直後、FWL細野元伸が抜け出しGK児玉剛の手を弾き飛ばす先制ゴール。リードした阪南大は攻から守への切り替えも素早くなりペースを握るがシュートで終われない。関西大も反攻に出てL西岡謙太、G藤澤典隆が惜しいシュートを放つが決まらず、I金久真也を入れ局面打開を図ると74分、MFJ中村祐哉が右45度から強烈に決めて同点。次の1点で大きく運命の変わる両チームは激しく攻め合うがスコアは動かず。
 関西大は優勝こそ逃したが2位は確保。後期だけなら関西最強といえた阪南大にとって、インカレを逃したのは痛恨事だろう。
                                      (文:サッカーライター 貞永 晃二)


■11月29日(日)@大阪長居スタジアム 11:30 kick off
 関学大 3(1−0)1 立命大


≪得点(アシスト)≫
 関学大 31分 19 阿部 浩之(2 桑野 裕士)
       78分 18 梶川 諒太
       81分 19 阿部 浩之(9 村井 匠)

 立命大 72分 44 玉林 郷(6 是井 優輔)

 唯一、自力優勝の可能性がある立命大。米田隆監督は、「平常心、バタバタしない事」を試合前に強調。一方、逆転優勝とインカレ出場を目指す関学大は、「応援も含めて、みんなの力」(成山一郎コーチ)と総合力で挑む構え。
両大学の応援合戦も試合を盛り上げ、大学サッカーには珍しい管楽器の音が鳴り響く中キックオフ。消極性は無かったが、互いの守備が健闘し、前半30分まではシュートらしいシュートは皆無。ただ、関学大は攻撃のパターンが定まっていた。前半1分の時点で、センターサークル附近からのFKをロングキックで放り込んだように、高さ勝負は明瞭。その攻めが地味ながら効いた。立命大の守備が、関学大のターゲットマンH村井匠に気を取られるようになる。その、間隙を縫って、2列目からのフィニッシュが有効になった。先制点も、31分、MFR阿部浩之が立命大の隙をついて上手く蹴り込んだ。その後も、ゴール前でフリーになって追加点を奪うチャンスを量産した関学大。しかし、そこで取り切れず。
 流れを戻した立命大は、72分。初めての決定機を途中出場のFW44玉林郷がハーフボレーで決める。しかし冷静さを取り戻した関学大には運も味方。78分、MFQ梶川諒太が放り込んだFKに誰も触れず。ただGKも軌道が読めずそのままゴールイン。この時点で勢い的にも勝負有り。阿部がCKから追加点を挙げて勝利。
 他会場の結果により、関学大の優勝が決まった。
                                      (文:サッカーライター ハヤシ ヒロヒサ)

  
  関学大応援団                                 photo フリーライター 久住 真穂

  
  立命大応援団                                photo フリーライター 久住 真穂

  
   ↑ 歓喜の関学大 ↓      
  
                                         photo フリーライター 久住 真穂


■11月29日(日)@大阪長居スタジアム 14:00 kick off
 桃山大 0(0−0)0 同大


 消化試合になりかねないゲームだったが、互いに怪我人を除いてはほぼベストメンバー。「最後も勝利で。勝って勢い良く、少しでも順位を上にして終わる」という桃山大・松本直也監督も意気込んだ。
 キックオフから圧倒的に攻め込んだのは桃山大。同大DFが落ち着かない間に決定機を量産したが、シュートミスが続く。枠にさえ流し込めば早々に試合を決められるほどの展開だった。これで流れを失った桃山大は、徐々にパスミスが増えてくる。そこを同大が突く。ドリブルを多用する独特のスタイルを貫き、数的優位を作り、華麗に敵陣を崩す。ただ、フィニッシュに持ち込めないところにもどかしさが残った。望月慎之監督も「シュートの意識や自信」を試合後に課題として挙げていたが、“超攻撃的ながら得点力が伴わない”同大の一面がこの試合でも出てしまった。有能なストライカーが多いだけに、改善出来る課題ではあろう。
 試合は、後半になって膠着状態が続き、大きな見せ場も訪れずスコアレスドローで終了した。願わくば、大学サッカー界を代表するドリブラー・楠神順平がエゴイスティックなまでに突破するシーンを最後に見たかった。清清しさと寂寥感の漂う、今季のリーグ最終戦となった。
                                      (文:サッカーライター ハヤシ ヒロヒサ)

  
   閉会式の様子                              photo フリーライター 久住 真穂
  
   閉会宣言! 関西学生サッカー連盟 幹事長 八田尚浩        photo フリーライター 久住 真穂 
   〜みなさまのご声援、本当にどうもありがとうございました〜 


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 第11節の問題は大体大と京産大からでした。

    回答発表!!
      大体大からQ
       インカレ真っ最中の大体大女子サッカー部のエンブレムになってる動物は?
       ヒントは・・・応援歌の中にでてきます!
       A.ツル

      京産大からQ
       現在京産大サッカー部の美人マネージャーは何人いるでしょうか?
       A.4人
      
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