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2009年度 第87回 関西学生サッカーリーグ

  09.07.08 <2009年度 第87回 関西学生サッカーリーグ 第11節 Result>

  リーグはいよいよ最終節!!
     混戦で始まったリーグ戦は混戦のまま前期を終了しました・・・(星取表はコチラ)
     前期最後の熱い戦いは以下の通りです!

■7月4日(土)@鶴見緑地球技場 11:30 kick off
 大体大 2(1−1)2 大産大


≪得点(アシスト)≫
 大体大 22分 8 村田 和哉(11 山本 翔一・10 川西 翔太)    
       66分 8 村田 和哉(10 川西 翔太)

 大産大 33分 13 西原 周平(7 宮本 健二) 
       46分 13 西原 周平(9 西之宮 慎司・10 橘 章斗)

 前節、立命大に完敗したが、それまでの4連勝の勢いが大産大にはあった。全員守備、全員攻撃を追い求める姿勢は、FWのH西之宮慎司、L西原周平の突破力を軸に大体大を苦しめ、劣勢に立たされる場面でも衰えなかった。少ないチャンスを生かせたのも、その姿勢があったからだ。シュートの思い切りの良さは大体大を上回っていたのではないか。大体大に先制されたが、その10分後の同点打がそれ。FWL西原周平が粘ってマイボールにして右にパス、そこへ走りこんでパスを受け、すぐシュート、得点に結びつけた。また後半開始直後の勝ち越し点もそうだ。H西之宮慎司からパスを受けたL西原周平は何のためらいもなく得点に結びつけたものだ。
 大体大は惜しいゲームをする。ポゼッションでは大産大を凌駕していた。個々の力では上回っていたからだ。先制するまでもチャンスを作っていた。しかし、先制してからもチャンスを生かせないままに、大産大に追いつかれ、しかもリードを許した。MFG村田和哉、FWI川西翔太のホットラインで、同点にはしたが、勝ち越せるチャンスを得点に結び付けられないところに大体大の大きな悩みがある。
                                                     (文:関西学連)


■7月4日(土)@鶴見緑地球技場 14:00 kick off
 大教大 2(1−0)3 立命大


≪得点(アシスト)≫
 大教大 36分 19 藤原 篤史(3 大庭 慧之)
       89分 9 森原 慎之介(13 伊藤 良太)

 立命大 71分 38 坂本 一輝(13 藤田 浩平・24 加藤 恒平)
       83分 5 前野 貴徳(10 内田 昂輔)
       89分 24 加藤 恒平( 1 鈴木 彩貴)

 ロスタイムに入ってからドタバタしたが、それまでは拮抗するいいゲームだった。立命大は攻守のバランスの取れたサッカーを展開し、大教大は、今季「少ない失点で」を目標にして強化してきた守備力で立命大に立ちはだかった。先制したのは大教大。DFラインからのロングフィードで攻撃の糸口を作っていたが、36分、右サイドのDFB大庭慧之からのパスがFWR藤原篤史に通り、きれいに決まった。この1点を機にゲームはこう着状態に入った。立命大はキープ力では、大教大を圧倒したが、攻めの糸口を見出せないままの展開に終始した。ここという場面でのパスなどミスも目立った。
 後半26分、立命大は右サイドのMF 24 加藤恒平が縦に突進してチャンスメイク、L藤田浩平、38坂本一輝とFW陣の横パスがつながった。立命大の求める縦、横のゆさぶりの攻めだった。追いついた立命大は、攻めが急テンポになり、変化も出て38分にはCKを生かしてDFD前野貴徳が、ロスタイムにはゴールキックを直接受けたFW24加藤恒平がダメ押しの3点目を叩き込んだ。しかし、その直後、DFが散漫になって、大教大に得点を許したのはいただけなかった
                                                     (文:関西学連)


■7月5日(日)@神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 11:30 kick off
 関西大 1(0−0)1 関学大


≪得点(アシスト)≫
 関西大 80分 5 平野 史明(11 中村 祐哉)

 関学大 58分 9 村井 匠(18 梶川 諒太)

 前期リーグ最終節にして、第54回関関サッカー定期戦も兼ねたこの試合。およそ2千人を超える多くの観客が応援に訪れた。勝ち点で並ぶ両チーム。選手紹介映像やエール交換などの応援が選手たちを盛り立て、最高の舞台でこれまでにない白熱した戦いが繰り広げられた。
 関西大は前線からFWP金園英学がプレスで運動量を見せ、MFJ中村裕哉の左サイドからの突破が光る。前半13分、MFG藤澤典隆が右サイドから突破しPKをゲット。しかし、これをはずし絶好のチャンスを逃してしまう。この後も関西大の攻撃が続くが、関学大も黙ってはいない。前半は攻めあぐねカウンター勝負ではあったが、怪我から復帰した攻撃の要・MFR阿部浩之を早々に投入すると、前線でのためができ、徐々に関学リズムとなる。そして待望の先制点を奪ったのは、関学大のエースFWH村井匠。58分にCKに頭で合わせ、関学大がついに均衡を破った。その後は、一進一退の激しい攻防を繰り返す。2列目からの飛び出し、サイド突破で関西大も粘り強く攻め続けた。そして80分、関西大がCKからDFD平野史明が奇しくも関学大と同じ形でゴールを挙げ、このまま引き分けに持ち込んだ。この日の主役となったのは、やはり関学大GK長井健輔だろう。前半に与えたPKを蹴る直前、「一言声をかけた」と長井。これが相手キッカーにプレッシャーを与え、ゴールを反れた。関西大の怒涛の攻撃に対して幾度となくゴールを死守し、まさに守護神といえる活躍を見せた。
 僅差の試合展開、選手の闘志溢れるプレーは歴史ある定期戦に相応しい戦いぶりで幕を閉じたが、リーグ戦の勝負は後期へと持ち越された。
                                              (フリーライター 久住 真穂)


■7月5日(日)@神戸総合運動公園ユニバー記念競技場 14:00 kick off
 阪南大 4(3−0)1 びわこ大


≪得点(アシスト)≫
 阪南大  5分 オウンゴール
       10分  6 井手口 正昭(3 朴 帝宣)
       26分 14 東 浩史(6 井手口 正昭)
       53分 17 永岩 貞亮(14 東 浩史)

 びわこ 89分 25 篠部 拓真(24 二戸 将)

 昨年度リーグ王者・阪南大と、2位だったびわこ大。今期は下位に沈み、互いに苦しい時期を乗り越えてきたが、前期集大成となる戦いでは阪南大に軍配が上がった。
 試合の明暗が分けたのは前半5分のオウンゴール。早い時間帯に先制点を奪い阪南大は幸先良いスタートを切る。その後も、サイド突破から正確なパスをペナルティエリア前に配給し、10分、26分と立て続けに追加点を上げ3−0。早い段階で決着をつけてしまった。後半開始8分にはカウンターからダメ押しの4点目が決まり、びわこ大の闘志を削いだ。試合終了間際には、途中交代で入ったFW 25 篠部拓真がダイビングヘッドで意地の1点を返したが、応戦むなしく4−1と大差で阪南大が勝利を挙げた。
 びわこ大は試合を通して元気がなく「やりたいことが見えなかった」(ゲームキャプテンMFF小池遼)と自滅した格好だ。課題に挙げていたメンタル・勝負弱さが改めて浮き彫りとなった試合だった。一方、快勝した阪南大は「まだぬるい」と須佐徹太郎監督。けが人などメンバーが固定できない中でも昨年度のような綺麗なディフェンスライン、美しい攻撃の形ができつつあり「兆しが見えてきた」(須佐監督)とも話す。最後に良い形で試合を終え、前期を折り返した。
                                               (フリーライター 久住 真穂)


■7月5日(日)@鶴見緑地球技場 11:30 kick off
 桃山大 3(1−0)2 大院大


≪得点(アシスト)≫
 桃山大 21分 30 中嶋 亮(14 宮澤 龍二)
       49分 18 須ノ又 諭(33 山敷 誠也・10 三輪 翔太)
       68分 33 山敷 誠也(11 斉藤 達也)

 大院大 52分 53 四ヶ浦 寛康(80 東 洸太郎)
       69分 53 四ヶ浦 寛康(5 尾泉 大樹)

 順位こそ4位の桃山大だが、首位と勝ち点差わずか1、再度首位奪還を狙う。一方、6位・大院大も上位グループに留まるためにも勝利が欲しい。
試合は桃山大ペース。6、7分と惜しいチャンスを逸したが、FW 28 加藤潤を基点とする早いカウンターを仕掛ける桃山大。そして21分、CKからDF 30 中嶋亮がヘッドで決め先制し、その後も試合を支配する。40分過ぎにFWH岡村和哉が強引に狙うなど反撃に出た大院大はロスタイムにもCKから絶好機を作り後半に期待を抱かせる。桃山大は49分、見事な連係から崩し切り、FWQ須ノ又諭が決め2点差とする。3分後、大院大はFW 53四ヶ浦寛康の鮮やかなターンからの左足追撃弾で1点差に戻すが、四ヶ浦のループがポストに嫌われ、岡村もチャンスにシュートミスで同点にはできない。すると桃山大は68分、交代出場のFWJ齋藤達也が抜け出し、最後はMF 33 山敷誠也が押し込み3−1とする抜け目なさ。直後大院大はまたも四ヶ浦が決めて勝利への執念を見せ、前後半ともシュート数では上回ったものの、MFM平岡大毅のシュートがバーを叩くなどツキもなく惜敗。桃山大は同大が分けたため首位で大混戦の前期を終えた。
                                         (文:サッカーライター 貞永 晃二)

■7月5日(日)@鶴見緑地球技場 14:00 kick off
 同大 1(0−0)1 京産大


≪得点(アシスト)≫
 同 大 74分 28 辻 智人(10 北森 陽介・2 林 佳祐)

 京産大 64分 17 赤堀 翔平(13 中武 真哉)

 首位対最下位。しかし両チームの勝ち点差は11。数字上は4連勝・4連敗でひっくり返る差だ。昨年前期終了時点では首位と最下位の勝ち点差は19もあり、いかに今季が混戦であるかが分かる。
 試合は予想通り同大が主導権を握る。5分、FW 22 市川俊治朗のシュートがポストを叩いたのを皮切りに、19分MFI北森陽介、27分MFF楠神順平がチャンスを逃す。35分にもFWH角島康介のシュートがポストに嫌われるなど、同大の多彩な攻撃でほぼ一方的な前半も、スコアは動かず0−0で折り返す。後半も同大が試合を支配するが、京産大は全員守備で粘り強く抵抗し、前半のようにはシュートを打たせない。そして64分、なんと京産大が均衡状態を破る。左サイドFWL中武真哉からのクロスをヘッドで叩き込んだのは今季初出場のMFP赤堀翔平だった。
 リードされた同大だが、焦ることなく反撃に出ると、ここで望月慎之監督の交代策がピタリと的中。74分、交代出場FW 28 辻智人が左サイド北森のクロスをヘッドで叩きつけ、試合は振り出しに。しかし、その辻が絶好機を外すなど同大も逆転には至らない。同大は前半の決定力不足が痛く、勝ち点2を失った印象の試合だ。
                                          (文:サッカーライター 貞永 晃二)


 1部リーグ試合会場では「GAME PREVIEW」を配布しています。
     (配布用PREVIEW作成までに若干修正があります場合があることを予めご了承ください。) 

    みなさまのご声援のお蔭を持ちまして前期リーグは無事終了いたしました。
    混戦のリーグ戦だけに後期の展開も注目です!
    後期リーグは9月12日(土)の開幕を予定しています。
    本サイトでは後期も引き続き見所や試合結果などをお伝えしていきます。
    今後ともみなさまのご声援をよろしくお願いいたします!