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2009年度 第87回 関西学生サッカーリーグ

 09.04.22 <2009年度 第87回 関西学生サッカーリーグ 第2節 Result>

■4月18日(土)@高槻市立総合スポーツセンター 11:30 Kick off
  同大 2(2−1)3 桃山大


≪得点(アシスト)≫
 同 大 1分 10 北森 陽介
      43分 22 市川 俊治朗(2 林 佳祐)

 桃山大 39分 11 斉藤 達也
       55分 28 加藤 潤(33 山敷 誠也)
       76分 6 岡田 翔太郎

 試合は開始1分にいきなり動く。桃山大のハンドで得たPKを同大I北森陽介が決めて先制。これで同大が流れを掴み、ゲームをコントロール。しかし、39分に、桃山大・松本直也監督が「今日、注目している選手」に挙げたJ斉藤達也が鋭いドリブルでPKを誘う。これを自身で決めて同点。だが、試合を支配する同大は、43分にA林佳祐の突破から、最後は22 市川俊治朗が押し込んで突き放す。
 後半もゲームの流れは同大だったが、「試合運びは良くても、ボールの失い方が悪かった(同大・望月慎之監督)」ために、桃山大のカウンターを浴びる場面が増える。逆に、桃山大はそこから得たチャンスをモノにする。55分に33 山敷誠也のシュートがバーに当たったこぼれを、28 加藤潤が体ごとゴールに押し込み、再度同点に。76分には、ゴール前20メートル程のFKをE岡田翔太朗が左足で見事に叩き込み逆転。そこから同大が猛反撃に出たが、この日ハードワークでチームを引っ張ったC宮内豪を中心とした堅い守りで残り時間を耐えた桃山大が、今季初白星を手中にした。
                                        (文:サッカーライター ハヤシ ヒロヒサ)


■4月18日(土)@高槻市立総合スポーツセンター 14:00 kick off
  阪南大 0(0−0)1 大体大


≪得点(アシスト)≫
 大体大 89分 20 松澤 憲伸(5 藤春 廣輝)

 開幕戦を順当に白星で飾った前年王者・阪南大だったが、「怪我人や病人でスタメンをいじらなければならなかった(阪南大・須佐徹太郎監督)」ために、1回生5人を含む経験の浅い選手が多くメンバー表に名を連ねた。対する大体大も、去年の総理大臣杯制覇のメンバーが多く抜けたため、「まだまだ。試合をさせてもらうだけで有難い(大体大・坂本康博総監督)」といった状態。キックオフから、30分あたりまでは、かなり硬さが見える内容で、互いにシュートもほとんど打てない。阪南大のエースJ木原正和や、大体大のI川西翔太、J山本翔一の2トップが個人の力で打開を図ろうとするが、GKの好守などもあって、スコアレスのまま前半が終わる。
 後半は、互いに勝ち点3を目指してアグレッシブになる。流れを掴んでいたのは、大体大。徐々に阪南大のゴール前でプレーする時間が増える。対する阪南大は、木原の快足を足掛かりにカウンターで決定機を作り出す。しかし、それぞれのビッグチャンスが、ゴールの枠に飛ばないケースが多く、引き分け濃厚の雰囲気に。そんな中、ほぼラストプレーで、大体大のD藤春廣輝がドリブルで仕掛けて中へ折り返す。そこに飛び込んだS松澤憲伸が右足アウトサイドで蹴り込み、劇的な勝利を呼び込んだ。
                                        (文:サッカーライター ハヤシ ヒロヒサ)


■4月18日(土)@高槻市立萩谷総合公園サッカー場 11:30 kick off
  関西大 1(0−1)2 大教大


≪得点(アシスト)≫
 関西大 58分 9 前川 亮(19 西口 大輔)
 大教大 1分 10 三好 洋央
      49分 9 森原 慎之祐(10 三好 洋央)

 開幕戦で立命大にロスタイムに追いつかれ勝利をつかみ損ねた関西大。一方格上と思われた関学大に上々の無失点引き分けの大教大。試合は開始1分いきなり動く。大教大はゴール正面のFKをFWI三好洋央が鮮やかに関西大ゴールに突き刺したのだ。動揺を隠せない関西大に乗じた大教大はFWH森原慎之佑、DFE山本翔太のシュートで畳み掛ける。関西大はキープ力で優るものの、負傷者によるメンバー入替えが影響したのか、ビルドアップでのミスで意図のある攻撃ができない。対して大教大は攻守に落ち着いたプレーぶり。素早いFKからMFO田中俊一のシュートがポストを叩くなどチャンスも作った。
 そして後半、エースP金園英学を入れて立て直したい関西大の出鼻を大教大が突く。49分、敵陣でDFから奪った三好のパスを受けた森原の絶妙なループシュートが大教大の貴重な2点目となる。しかし金園を基点にボールが回りだした関西大は58分、MFR西口大輔の突破からFWH前川亮が決め1点差として一方的に攻め立てるが、GK@金川和也を中心に守る大教大の集中力は切れずタイムアップ。「初めて関西大に勝てた!(入口豊監督)」と大喜びの大教大の快勝だった。
                                           (文:サッカーライター 貞永 晃二)

    
     〜開始早々の先制点で勢いをつけ価値ある勝利(中央:大教大・三好洋央選手)〜  
                                             Photo UNN関西学生報道連盟


■4月18日(土)@高槻市立萩谷総合公園サッカー場 14:00 kick off
  びわこ大 5(1−2)3 大産大


≪得点(アシスト)≫
 びわこ大 20分 16 山田 尚幸
        57分 16 山田 尚幸(7 小池 遼)
        77分 13 平野 甲斐(7 小池 遼)
        78分 13 平野 甲斐(24 二戸 将)
        86分 16 山田 尚幸(20 澤西 宏典)
 大産大   5分 9 西之宮 慎司(10 橘 章斗)
        13分 10 橘 章斗(13 西原 周平)
        83分 15 藤井 大貴(10 橘 章斗)

 びわこ大は引き分け、大産大は敗戦という開幕戦だっただけに、勝利を目指して激しい点の取り合いが繰り広げられた。大産大は5分にCKからFWH西之宮慎司が1部昇格初得点を決め、13分にはMFI橘章斗が追加し主導権を握る。追いかけるびわこ大は20分、MFO山田尚幸の豪快なゴールで追撃を開始するが、FWN浅津知大のシュートは惜しくもポストを直撃し、1点ビハインドのまま前半を終える。
 後半もスタートは大産大のシュート意識が高いが、L平野甲斐を前節のSBではなく攻撃的なMFに置いたびわこ大が徐々に自らのスタイルを取り戻し圧力を強め、57分にMFF小池遼のFKからフリーとなった山田がヘッドで決めて、試合を振り出しに戻す。びわこ大は交代選手を入れて平野をFWへ上げて攻勢を強めると77分、78分に「やっぱり攻撃が楽しい」と言うその平野が怒とうの連続ゴールで試合をひっくり返す。大産大の交代出場MFN藤井大貴に1点を奪われたものの、山田が「背中!」に当てて「サッカー人生初めて」というハットトリックを達成するダメ押しの5点目で試合を決めた。大産大は同点直後にビッグチャンスを逃したのが結果的には響いた。
                                           (文:サッカーライター 貞永 晃二)


4月18日(土)@三木総合防災公園陸上競技場 11:30 kick off
  京産大 0(0−1)1 大院大


≪得点(アシスト)≫
 大院大 17分 9 岡村 和哉(16 小湊 貴裕)

 開幕戦、悔やまれる終了間際の失点で勝ち点3を逃した京産大と、同大に5−1と大敗した大院大。お互いまずは初勝利を挙げて、流れに乗りたいところ。先に試合の主導権を掴んだのは大院大。立ち上がりから何度かセットプレーでチャンスを作り、迎えた17分。DFO小湊貴裕のCKにFWH岡村和哉がヘディングで合わせて1−0。その後も動きの良い岡村に対し、京産大は3バックに変更して対処し、徐々に持ち味を消していく。
 京産大は後半開始からFWJ木付雄大を投入。その木付のスピードを生かした突破などからチャンスを作るも、集中して守る大院大DFに潰され、結局シュートまで持ち込むことができず。更にそこからカウンターを許すなど、なかなか思い通りに試合を進めることができなかった。京産大・古井裕之監督は「決定機をしっかり決めないと、こういう形で負けてしまう」と苦い表情。一方、大院大・藤原義三監督は「前節大敗しているので、そこの修正をテーマにしていた。攻撃はもっと繋げるようにならないといけないが、まず結果を出すことが大事だった」と一定の手応えは得た様子。お互い攻撃に課題の残る両チームだが、まずは大院大が初勝利を挙げた。
                                        (文:京産大アスレチック 谷口 達也)


■4月18日(土)@三木総合防災公園陸上競技場 14:00 kick off
  関学大 1(0−0)2 立命大


≪得点(アシスト)≫
 関学大 60分 5 飯田 洋介(18 梶川 諒太)
 立命大 78分 9 登 弘幸(17 雨森 理亮)
       89分 9 登 弘幸( 5 前野 貴徳)

 開幕戦は共に引き分けた両チーム。しかし後半ロスタイムにPKで引き分けに持ち込んだ立命大と、優位に試合を進めながらもスコアレスドローに終わった関学大では、次の試合への勢いに差があったのかもしれない。
試合は、ピッチを広く使った攻撃を見せる立命大と、パスとドリブルを駆使し、小気味良く攻める関学大の構図。立命大がDFライン裏に抜け出したFWにロングボールを送りチャンスを作ると、関学大も16分にMFR阿部浩之のシュートがポストを叩くなど、前半は拮抗した勝負となった。
 後半、まずは関学大が流れを掴む。MFQ梶川諒太と阿部を中心に攻め込むと、60分に梶川のCKをDFD飯田洋介が頭で合わせて先制。その後も関学大ペースで試合は進むが、立命大も立て続けに交代カードを切って流れを引き寄せる。78分、3分前に投入されたばかりの立命大FWH登弘幸が早速結果を出した。DFP雨森理亮からのボールをDFライン裏に抜け出して受け、見事なシュートで同点に。更に次々と立命大のカウンターがハマり、終了間際の89分、またしても登が魅せた。自分でも「2点目は入ると思わなかった」と語る、少し強引にも見えたシュートがゴールネットに吸い込まれ、劇的な逆転弾。勝利の立役者は「貪欲にゴールを目指す姿勢が実りました」と充実の表情を見せた。劇的な試合を続ける立命大の勢いに注目である。
                                         (文:京産大アスレチック 谷口 達也)


 1部リーグ試合会場では「GAME PREVIEW」を配布しています。
    上記のリザルトは第3節の会場のPREVIEWにも記載されております。
     (配布用PREVIEW作成までに若干修正があります場合があることを予めご了承ください。)